野辺送りは、地域によって違いがあり、特に山形県の松原などでは長男(喪主)が白装束を着て棺を背負って運んでいました。

また、同じ山形でも矢柏では駕篭(かご・人を乗せて担ぐ乗物)で運んでいたようです。

一方、九州地方の一部の離島では、野辺送りの際に小銭をばらまきながら歩く習慣があり、沖縄県では野辺送りのための [グソー道(葬儀の道)] があり、引き潮に合わせて行う、と言うしきたりがありました。

引き潮に合わせてご遺体を運ぶという事は、ご遺体が潮と共に迷うことなくあの世へいけると考えられていたようです。

 

小山聖苑葬儀専門店 (有)誠和葬祭