納棺では、棺の中に副葬品を納めていきます。
副葬品とは、故人様が生前に愛用していた品々や思い出の品などで、故人様があの世でも寂しくないように・安らかに過ごせるようにとの願いが込められています。
数珠や扇子などの定番品に加え、近年では故人様の趣味の品や写真・手紙・洋服など、故人様の個性を偲ばせる品座名を納めることも多くなっています。
これらの品々は、故人様の軌跡を物語る大切な証となるでしょう。
故人様を棺に納めた後、副葬品を納めます。
この時、故人様の頭が北枕になるようにするのが一般的です、これは北枕が故人様の安らかな眠りを守るとされているためです。
ただ、北枕が一般的とされてはいますが、最近の住宅事情に配慮すると必ずしも北枕でなくてはいけないとは限りません。
最期に棺の蓋を閉じ釘打ちを行いますが、この [ 釘打ち ] も近年執り行われることが減ってきています。
この背景には、閉めた棺の蓋に釘を打つことで [ 閉じ込めることを連想する ] や [ 窮屈に思えてしまう ] などの意見があるためです。
納棺という儀式は、遺族・親族と共に故人様の旅立ちを支え、見送るための大切な儀式なのです。
誠和葬祭では、ご当家のみなさまの故人様への思いを組み取りながら、葬儀の準備を執り行います。
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